ごあいさつ
慈誠会成増病院 看護部
個々の看護力・介護力の向上に努め、
「心に寄り添う、温かい看護・介護」を実践
当院は、慈誠会グループの中でも比較的重症の方を受け入れる病院です。急性期の治療が必要な段階は脱したものの、さまざまな事情で自宅や施設への復帰や、療養型の病院への転院が難しい方に対して、適切な医療と看護を提供しながら暮らしの場を提供します。当院の性質上、患者さまの中には当院で一生を終えられる方も少なくありません。すべての患者さまとそのご家族が、常に居心地良く、幸せに暮らし続けることができるよう、医療チームメンバーと協働しながら安心・安全・安楽な質の高い看護・介護を追求します。また、一人ひとりが専門職としての誇りを持ち、常に自己啓発・自己研鑽に努めることも徹底しています。
看護部の特徴
一般的な療養型病院にくらべ
可能な処置が豊富です
療養に必要な検査機器や設備、快適な療養環境がそろっており、患者さまの疾患や病状に応じて適切なケアを行うことができます。呼吸機能障害や摂食嚥下障害へのケアなど、可能な処置も豊富で、亜急性期の患者さまなど比較的高度なケアを必要とする方にも対応することが可能です。看取りにも注力しており、最後まで穏やかに過ごしていただくために必要なサポートを多様な角度から実施します。
幅広い年代の看護師が働いています
20代から60代まで、幅広い年齢層の看護師が働いています。患者さまの中にはご高齢の方が多く、自分より年上の看護師は母親のように、若い看護師は自分の子どものように感じられ、話をすることを楽しみにしてくださっているようです。経験値の高さが醸し出す安心感、初々しさやパワフルさといったそれぞれの特性を生かして患者さまと接することで、前向きな気持ちを引き出し、張り合いのある生活につなげてまいります。
外国籍看護師を受け入れています
「日本の看護技術、介護技術を学びたい」「日本のノウハウを吸収して母国の医療に貢献したい」といった高い志を持つ外国籍看護師を積極的に受け入れています。看護師、介護士ともにアジア圏の方が中心で、未経験でもポテンシャルのある方には働きながら学んでもらえるよう指導を徹底しています。入院患者さまの暮らしの場でもある療養病床において、心のこもったケアをしてくれています。
学生看護師を受け入れています
看護専門学校や看護短期大学、看護大学、大学の看護学部など、看護養成機関で看護師をめざして学んでいる看護学生を受け入れています。未来の看護師である看護学生にとって、実際に患者さまを受け持ち、看護と患者さまについて理解を深められる現場は非常に有意義な学びの場です。学生の指導を通じて気づきや学びを得たり、患者さまとの接し方に工夫が生まれたりと、看護師に及ぼす好影響も少なくありません。
病棟紹介
外来
外来では、入院患者さまのさまざまな処置の他、地域の方の日常的な症状についての診察、区や企業の健康診断を行います。患者さまのお話を伺い、適切な治療につなげられるよう、明るく思いやりのある接遇を意識しています。
病棟
すべての病床が医療療養病床で、人工呼吸器などを装着した重症の患者さまをはじめ、酸素・吸引といった医療的ケアが欠かせない患者さまが入院されています。患者さまが安心して穏やかな生活を送れるよう、やさしさと責任を持ち、笑顔で看護・介護を行っています。
研修について
当院では、「4つのきょういく」を掲げ、eラーニングを活用した学習機会の提供、接遇研修、プリセプター研修(新人看護師に対して、先輩看護師がマンツーマンで指導・教育・フォロー・ケアする制度)などを実施します。
4つのきょういく
教育
とは、教え育むこと
専門職として社会につながる人間力を
教え育てる
共育
とは、共に育むこと
お互いに良い点を見つけ合い、さまざまな経験に
おいて、共に楽しさ厳しさを学ぶ
協育
とは、協力して育つこと
お互いに情報共有しながら、教わるだけでなく
教えることにもチャレンジする
競育
とは、競争の中で育つこと
フラットな「競育」環境
(いい意味で競いながら育っていく)
研修スケジュール
看護能力と看護の質向上をめざし、臨床能力の到達度で評価するクリニカルラダーを導入。到達目標を設けて、めざす看護師像の実現に向けたステップアップを支援します。
めざす看護師像
- 専門職として自己研鑽し、責任と誇りを持って看護実践できる看護師
- 自分で考え行動し自律した看護師
- 慈誠会グループの医療療養型病院として地域に貢献できる看護師